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貧血で頭痛?見逃せない原因と症状、改善策を詳しく解説!

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突然の頭痛と貧血、その関係に不安を感じていませんか?実は、貧血が頭痛を引き起こすことがあるんです。このページでは、貧血と頭痛の関係について、その原因やメカニズム、具体的な症状、そして改善策まで詳しく解説します。鉄欠乏性貧血、巨赤芽球性貧血など、貧血の種類についても分かりやすく説明しているので、ご自身の症状に当てはまるものがないか確認できます。さらに、食生活の改善や生活習慣の見直しといった具体的な対策もご紹介。この記事を読めば、貧血と頭痛の不安を解消し、健康な毎日への一歩を踏み出せます。

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1. 貧血とは?

貧血とは、血液中の赤血球の数が減少したり、ヘモグロビン濃度が低下したりした状態のことを指します。ヘモグロビンは赤血球の中に含まれるタンパク質で、全身に酸素を運ぶ役割を担っています。そのため、貧血になると全身に十分な酸素が供給されず、様々な症状が現れます。

ヘモグロビン濃度の基準値は、男性で13.0g/dL以上、女性で12.0g/dL以上とされています。この値を下回ると貧血と診断されます。ただし、年齢や妊娠の有無などによって基準値は多少変動します。

1.1 貧血の基準値(g/dL)

性別 年齢 基準値
男性 15歳以上 13.0以上
女性 12〜14歳 12.0以上
女性 15〜49歳 12.0以上
女性 50〜69歳 11.0以上
女性 70歳以上 11.0以上
妊婦 妊娠初期 11.0以上
妊婦 妊娠中期 10.5以上
妊婦 妊娠後期 11.0以上

貧血はそれ自体が一つの病気ではなく、様々な原因によって引き起こされる症状です。貧血の状態が続くと、動悸や息切れ、倦怠感、めまい、頭痛などの症状が現れ、日常生活に支障をきたすことがあります。そのため、貧血の症状を感じたら、早めに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けることが大切です。

2. 貧血の主な種類

貧血には様々な種類がありますが、ここでは代表的な4つの種類について解説します。

2.1 鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分が不足することで起こる貧血です。鉄分は赤血球のヘモグロビンを作るのに不可欠な成分です。ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ役割を担っているため、鉄分が不足すると酸素を運ぶ能力が低下し、貧血症状が現れます。鉄欠乏性貧血は最も一般的な貧血の種類です。

主な原因としては、月経過多、消化管出血、偏食、妊娠・授乳期などによる鉄分の需要増加、鉄分の吸収不良などが挙げられます。

2.2 巨赤芽球性貧血

巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12や葉酸の不足によって起こる貧血です。これらのビタミンは、赤血球のDNA合成に必要不可欠です。不足すると、赤血球が正常に成熟できず、大型の未熟な赤血球(巨赤芽球)が増加します。結果として、赤血球の数が減少し、貧血になります。

ビタミンB12欠乏の主な原因は、悪性貧血や胃切除後などによる吸収障害です。葉酸欠乏の主な原因は、偏食、妊娠、アルコール多飲、抗てんかん薬の服用などが挙げられます。

2.3 再生不良性貧血

再生不良性貧血は、骨髄の造血機能が低下し、赤血球だけでなく、白血球や血小板も減少する貧血です。原因は様々で、自己免疫疾患、ウイルス感染、薬剤、放射線などが考えられます。重症の場合は、感染症や出血を起こしやすくなります。

2.4 溶血性貧血

溶血性貧血は、赤血球が通常よりも早く破壊されることで起こる貧血です。赤血球の寿命は通常約120日ですが、溶血性貧血ではそれよりも早く破壊されます。原因は、遺伝性の場合(遺伝性球状赤血球症など)と後天性の場合(自己免疫性溶血性貧血など)があります。黄疸や脾腫を伴うこともあります。

貧血の種類 原因 特徴
鉄欠乏性貧血 鉄分の不足 最も一般的な貧血
巨赤芽球性貧血 ビタミンB12、葉酸の不足 大型の未熟な赤血球が増加
再生不良性貧血 骨髄の造血機能低下 赤血球、白血球、血小板すべてが減少
溶血性貧血 赤血球の破壊亢進 黄疸や脾腫を伴うことも

貧血の種類によって原因や症状が異なるため、適切な検査と治療が必要です。貧血の症状を感じたら、医療機関を受診し、相談するようにしてください。

3. 貧血の症状

貧血になると、体内の酸素運搬能力が低下するため、様々な症状が現れます。自覚症状がない場合もありますが、症状が重くなると日常生活に支障をきたすこともあります。早期発見、早期治療のためにも、貧血の症状について正しく理解しておきましょう。

3.1 代表的な症状

貧血の代表的な症状は以下の通りです。

症状 説明
倦怠感 体がだるく、疲れやすい状態が続きます。
息切れ 少し動いただけでも息苦しくなります。
動悸 心臓がドキドキと速く鼓動します。
めまい 立ちくらみやふらつきを感じます。
頭痛 頭が重く、ズキズキと痛むことがあります。貧血による頭痛は、脳への酸素供給が不足することで起こると考えられています。
顔面蒼白 顔色が青白くなります。特に唇や爪の色が薄くなります。
食欲不振 食欲が低下し、食事量が減ります。
耳鳴り キーンという高い音が聞こえることがあります。
不眠 夜なかなか寝付けなかったり、途中で目が覚めてしまったりします。
集中力の低下 集中力が続かず、ぼーっとしてしまうことが多くなります。
爪がもろくなる、スプーン状になる 爪が割れやすくなったり、スプーンのように反り返ったりします。
氷を無性に食べたくなる 異食症の一つである氷食症は、鉄欠乏性貧血の患者さんに多く見られる症状です。

3.2 貧血で頭痛が起きるメカニズム

貧血によって体内の酸素が不足すると、脳への酸素供給も減少します。すると、脳の血管が拡張して血流を増やそうとしますが、これが頭痛を引き起こす原因の一つと考えられています。また、酸素不足によって脳内の神経伝達物質のバランスが崩れることも、頭痛に繋がるとされています。

4. 貧血による頭痛の特徴

貧血による頭痛は、他の原因による頭痛と区別するための特徴があります。これらの特徴を把握することで、適切な対処法を選択し、早期に改善を図ることができます。主な特徴は以下の通りです。

特徴 詳細
鈍痛 ズキンズキンと脈打つような痛みではなく、頭全体が締め付けられるような、重苦しい鈍痛であることが多いです。
持続的な痛み 短時間で治まるのではなく、比較的長く続く傾向があります。場合によっては、数日間続くこともあります。
労作時の悪化 身体を動かしたり、運動したりすると、頭痛が悪化することがあります。これは、運動によって酸素消費量が増加し、貧血による酸素不足がより顕著になるためです。
体位変換時の悪化 急に立ち上がったり、姿勢を変えたりした際に、頭痛が悪化したり、めまいを伴うことがあります。これは、貧血によって血圧が不安定になりやすいことが原因です。
随伴症状 頭痛以外にも、貧血の代表的な症状である、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、倦怠感などが同時に現れることが多いです。これらの症状を伴う頭痛は、貧血が原因である可能性が高いと言えるでしょう。

これらの特徴はあくまでも一般的な傾向であり、すべての人に当てはまるわけではありません。また、貧血の種類や重症度によっても症状は異なります。しかし、これらの特徴を理解しておくことで、自分の頭痛が貧血によるものかどうかを判断する手がかりになります。

5. 貧血と頭痛の関連性

貧血と頭痛は一見関係がないように思えますが、実は密接な関係があります。貧血になると、体内の酸素運搬能力が低下します。酸素不足は脳の機能にも影響を及ぼし、頭痛を引き起こす可能性があるのです。

5.1 酸素供給不足による影響

私たちの体は、血液中の赤血球が運ぶ酸素を使ってエネルギーを作り出しています。貧血によって赤血球やヘモグロビンが減少すると、全身に十分な酸素が供給されなくなります。脳は特に酸素を多く必要とする器官であるため、酸素不足の影響を受けやすく、これが頭痛の発生につながると考えられています。

5.2 血管拡張による影響

酸素不足の状態になると、脳はより多くの酸素を取り込もうとして血管を拡張させます。この血管の拡張が、頭痛を引き起こす原因の一つと考えられています。片頭痛のメカニズムと似ている部分があり、ズキズキとした拍動性の痛みを感じることがあります。

5.3 貧血の種類と頭痛

貧血には様々な種類があり、種類によって頭痛の頻度や程度が異なる場合があります。

貧血の種類 頭痛との関連性
鉄欠乏性貧血 最も一般的な貧血で、頭痛の頻度も高い傾向にあります。
巨赤芽球性貧血 神経症状が現れやすく、頭痛もその一つです。
再生不良性貧血 重症化すると頭痛などの症状が現れることがあります。
溶血性貧血 他の症状に比べて頭痛はあまり目立ちません。

鉄欠乏性貧血は特に頭痛との関連性が強いと考えられています。鉄分はヘモグロビンの生成に不可欠な栄養素であるため、鉄分が不足すると酸素運搬能力が低下し、頭痛が生じやすくなります。

ただし、頭痛は貧血以外にも様々な原因で起こるため、頭痛があるからといって必ずしも貧血が原因とは限りません。貧血以外の原因としては、ストレス、睡眠不足、肩こり、脱水症状、気圧の変化などが挙げられます。貧血による頭痛かどうかを自己判断することは難しいため、気になる症状がある場合は医療機関を受診し、適切な検査を受けることが重要です。

6. 貧血が原因の頭痛以外の症状

貧血によって引き起こされる症状は頭痛だけではありません。全身に酸素が行き渡らなくなるため、さまざまな症状が現れます。ここでは、頭痛以外の代表的な症状について解説します。

6.1 全身症状

貧血の代表的な全身症状として、強い疲労感倦怠感が挙げられます。少し動いただけでも息切れがしたり、動悸がしたりすることもあります。また、めまいや立ちくらみが起きやすく、ふらつきを感じやすいため、転倒のリスクも高まります。

6.2 皮膚・粘膜の症状

皮膚や粘膜にも変化が現れます。顔色が青白くなったり、唇や爪の色が悪くなったりします。また、爪がもろくなって割れやすくなったり、スプーンのように反り返る匙状爪になることもあります。さらに、口角炎や舌炎といった炎症も起こりやすくなります。

6.3 消化器系の症状

食欲不振や吐き気といった消化器系の症状が現れることもあります。また、便秘や下痢といった便通異常も貧血の症状として考えられます。

6.4 神経系の症状

神経系の症状としては、集中力の低下やイライラしやすくなるといった精神的な症状が現れることがあります。また、手足のしびれや感覚異常を感じることがあります。

6.5 その他

症状 説明
異食症 氷や土など、通常食べないものを無性に食べたくなる症状です。鉄欠乏性貧血でよく見られます。
むずむず脚症候群 夜間、脚に不快な感覚があり、動かしたくなる症状です。鉄欠乏性貧血との関連が指摘されています。
pica 医学用語では異食症はpica(ピカ)と呼ばれます。鉄欠乏性貧血の方に多く見られる症状です。

これらの症状は、貧血の種類や重症度によって異なり、複数の症状が同時に現れることもあります。また、これらの症状は他の病気でも起こりうるため、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な検査と診断を受けることが重要です。

7. 貧血の検査方法

貧血の検査には、いくつかの種類があります。血液検査が中心となりますが、貧血の種類や原因を特定するために、他の検査が行われることもあります。

7.1 血液検査

貧血の診断では、まず血液検査が行われます。血液検査では、さまざまな項目を測定することで、貧血の有無や種類、重症度などを調べます。

7.1.1 赤血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値

これらの数値は、貧血の有無や重症度を判断する上で基本的な指標となります。赤血球数は血液中の赤血球の数を、ヘモグロビン濃度は赤血球に含まれるヘモグロビンの量を、ヘマトクリット値は血液中に占める赤血球の割合を表します。これらの数値が低い場合、貧血が疑われます。

7.1.2 平均赤血球容積(MCV)、平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)、平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)

これらの数値は、赤血球の大きさとヘモグロビン量を評価する指標です。貧血の種類を特定するのに役立ちます。例えば、鉄欠乏性貧血ではMCV、MCH、MCHCの値が低くなる傾向があります。一方、巨赤芽球性貧血ではMCVの値が高くなる傾向があります。

7.1.3 網赤血球数

網赤血球は、骨髄で作られたばかりの未熟な赤血球です。網赤血球数は、骨髄での赤血球産生能力を評価する指標となります。貧血の原因が骨髄の機能低下にあるかどうかを判断するのに役立ちます。

7.1.4 血清鉄、フェリチン、総鉄結合能、トランスフェリン飽和度

これらの数値は、体内の鉄の状態を評価する指標です。特に鉄欠乏性貧血の診断に重要です。血清鉄は血液中の鉄の量を、フェリチンは体内に貯蔵されている鉄の量を反映します。総鉄結合能は鉄と結合できるタンパク質の量を、トランスフェリン飽和度は鉄と結合しているタンパク質の割合を表します。

7.1.5 ビタミンB12、葉酸

ビタミンB12葉酸は、赤血球の産生に不可欠な栄養素です。これらの数値が低い場合、巨赤芽球性貧血が疑われます。

検査項目 説明
赤血球数 血液中の赤血球の数
ヘモグロビン濃度 赤血球に含まれるヘモグロビンの量
ヘマトクリット値 血液中に占める赤血球の割合
MCV 赤血球の大きさ
MCH 赤血球1個あたりのヘモグロビン量
MCHC 赤血球に含まれるヘモグロビンの濃度
網赤血球数 骨髄で作られたばかりの未熟な赤血球の数
血清鉄 血液中の鉄の量
フェリチン 体内に貯蔵されている鉄の量
総鉄結合能 鉄と結合できるタンパク質の量
トランスフェリン飽和度 鉄と結合しているタンパク質の割合
ビタミンB12 赤血球の産生に不可欠なビタミン
葉酸 赤血球の産生に不可欠なビタミン

7.2 その他の検査

血液検査の結果によっては、貧血の原因をさらに詳しく調べるために、骨髄検査や内視鏡検査など、追加の検査が行われることもあります。

骨髄検査は、骨髄の細胞を採取して、赤血球の産生状態や異常な細胞の有無などを調べます。再生不良性貧血や白血病などの診断に役立ちます。内視鏡検査は、消化管内部を観察する検査です。消化管出血による貧血が疑われる場合に行われます。

8. 貧血の治療法

貧血の治療は、その原因によって異なります。原因を特定し、適切な治療を行うことが重要です。ここでは、主な貧血の種類とその治療法について解説します。

8.1 鉄欠乏性貧血の治療

鉄欠乏性貧血は、体内の鉄不足が原因で起こります。そのため、治療の中心は鉄を補給することです。

治療方法 内容 注意点
鉄剤の内服 鉄欠乏状態を改善するために、鉄剤を服用します。 胃腸障害などの副作用が出ることがあります。医師の指示に従って服用することが大切です。
食事療法 鉄分の吸収を高める食事を心がけます。 鉄剤と併用することで、より効果的に鉄分を補給できます。

8.1.1 鉄分を多く含む食品

レバー、赤身の肉、魚、ひじき、ほうれん草など

鉄剤は、医療機関を受診し、医師の処方のもとで服用してください。自己判断で服用することは危険です。

8.2 巨赤芽球性貧血の治療

巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12や葉酸の不足が原因で起こります。そのため、不足している栄養素を補給する治療を行います。

治療方法 内容
ビタミンB12の注射 ビタミンB12が不足している場合は、注射で補給します。
葉酸の補充 葉酸が不足している場合は、サプリメントなどで補給します。
食事療法 ビタミンB12や葉酸を多く含む食品を摂取します。

8.2.1 ビタミンB12を多く含む食品

レバー、魚介類、卵、牛乳など

8.2.2 葉酸を多く含む食品

ほうれん草、ブロッコリー、レバー、納豆など

8.3 その他の貧血の治療

再生不良性貧血や溶血性貧血など、その他の貧血は、それぞれの原因に応じて適切な治療が行われます。再生不良性貧血は、骨髄移植が必要となる場合もあります。溶血性貧血は、ステロイド薬や免疫抑制剤などが使用されることがあります。これらの貧血は、専門的な知識と治療が必要となるため、医療機関を受診し、医師の指示に従うことが重要です。

貧血の治療は、自己判断で行わず、必ず医療機関を受診して適切な治療を受けてください。

9. 貧血の予防と改善策

貧血を予防し、改善するためには、バランスの良い食事と適切な生活習慣を心がけることが大切です。特に、鉄分、ビタミンB12、葉酸などの栄養素を積極的に摂取するようにしましょう。

9.1 食事で改善

貧血の予防と改善には、不足しがちな栄養素を食事から摂取することが重要です。特に、鉄分、ビタミンB12、葉酸は意識して摂るようにしましょう。

9.1.1 鉄分を多く含む食品

鉄分は、ヘモグロビンの生成に不可欠な栄養素です。鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血を引き起こす可能性があります。鉄分には、ヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。ヘム鉄は吸収率が高いので、積極的に摂取するようにしましょう。ヘム鉄は、レバー、赤身の肉、カツオ、マグロなどの動物性食品に多く含まれています。非ヘム鉄は、ほうれん草、小松菜、ひじきなどの植物性食品に多く含まれていますが、吸収率が低いので、ビタミンCと一緒に摂るなど工夫が必要です。

食品 鉄分含有量(mg/100g)
豚レバー 13.0
牛レバー 9.1
鶏レバー 9.0
かつお(刺身) 3.0
ほうれん草 2.0

9.1.2 ビタミンB12を多く含む食品

ビタミンB12は、赤血球の生成に関わる重要な栄養素です。ビタミンB12が不足すると、巨赤芽球性貧血になることがあります。ビタミンB12は、主に動物性食品に含まれていますレバー、魚介類、卵、乳製品などを積極的に摂取しましょう

食品 ビタミンB12含有量(µg/100g)
豚レバー 64.0
牛レバー 60.0
あさり 11.0
さんま(焼き) 8.8
0.9

9.1.3 葉酸を多く含む食品

葉酸も、ビタミンB12と同様に赤血球の生成に関わる栄養素です。葉酸が不足すると、巨赤芽球性貧血になることがあります。葉酸は、緑黄色野菜、果物、豆類などに多く含まれていますほうれん草、ブロッコリー、いちご、納豆などを積極的に摂取しましょう

食品 葉酸含有量(µg/100g)
鶏レバー 1300
ほうれん草 110
ブロッコリー 120
いちご 60
納豆 240

9.2 生活習慣の改善

バランスの取れた食事に加えて、規則正しい生活習慣を送り、適度な運動を心がけることも貧血の予防と改善に効果的です。過度なダイエットや偏った食生活は貧血を招く可能性があるので注意が必要です。また、十分な睡眠をとることも大切です。

10. 貧血と頭痛に関するよくある質問

貧血と頭痛に関するよくある質問にお答えします。

10.1 Q. 貧血による頭痛はどのくらいで治りますか?

貧血による頭痛がどのくらいで治まるかは、貧血の種類や重症度、治療法などによって大きく異なります。軽度の鉄欠乏性貧血であれば、鉄剤の内服を開始して数週間から数ヶ月で症状が改善されることが多いです。しかし、巨赤芽球性貧血などの他の種類の貧血や、重度の貧血の場合は、より長い治療期間が必要となる場合もあります。根本的な原因である貧血を治療することが重要ですので、医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けてください。

10.2 Q. 市販薬で対処できますか?

貧血による頭痛に対して、市販の鎮痛薬を使用することで一時的に痛みを和らげることができます。しかし、市販薬はあくまで対症療法であり、貧血そのものを治療するものではありません。根本的な原因である貧血を治療しなければ、頭痛は繰り返し起こる可能性があります。自己判断で市販薬を長期間使用し続けることは避け、医療機関を受診して適切な診断と治療を受けるようにしてください。

10.3 Q. どんな時に病院を受診すべきですか?

以下の症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください。

症状 説明
激しい頭痛 今まで経験したことのないような激しい頭痛が突然起こった場合。
意識障害 意識がもうろうとしたり、呼びかけに反応が鈍くなったりする場合。
神経症状 手足のしびれ、ろれつが回らない、視野が狭くなるなどの症状が現れた場合。
動悸や息切れ 安静時でも動悸や息切れがひどい場合。
顔面蒼白 顔色が青白く、唇や爪の色が悪い場合。
慢性的な疲労感 十分な休息を取っても疲労感が取れない場合。
めまい 立ちくらみや回転性のめまいが頻繁に起こる場合。

これらの症状は、貧血以外にも重大な病気が隠れている可能性があります。自己判断せずに、医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けることが重要です。

11. まとめ

貧血と頭痛は密接に関係しています。特に鉄欠乏性貧血の場合、酸素供給の不足から頭痛が生じやすくなります。この記事では、貧血の種類や症状、貧血による頭痛の特徴、検査方法、治療法、そして予防策までを詳しく解説しました。貧血の種類によって治療法が異なるため、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けることが重要です。普段の食生活から鉄分、ビタミンB12、葉酸を意識的に摂取し、規則正しい生活を心がけることで、貧血の予防、ひいては頭痛の予防にも繋がります。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

店舗情報

店舗名

リフェムLABO

代表

山崎 了(やまさきさとる)

住所

〒592-0002
大阪府高石市羽衣2丁目3-23
今重ビル3F
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営業時間

9:00〜19:00
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祝日

アクセス

南海空港線 羽衣駅・JR阪和線 東羽衣駅から西へ徒歩3分

TEL

072-267-2367

営業時間

リフェムLABOは 「 完全予約制 」 です。

時間
09:00〜19:00
受付は18:00までとなります。※日曜日は17:00まで

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