めまい対処法|薬に頼らず今すぐできる!簡単で効果的な7つの方法
突然のめまいで、立っていられない、吐き気がする、といった経験はありませんか?めまいは、様々な原因で起こる症状で、その対処法も原因によって異なります。この記事では、ご自宅で今すぐできる、薬に頼らない効果的なめまいの対処法を7つご紹介いたします。ぐるぐる回る回転性のめまいか、ふわふわと浮遊感のあるめまいかなど、めまいの種類に合わせた対処法を知ることで、不快な症状を和らげることができます。さらに、めまいの原因別に適切な対処法と、日頃からできる予防策も解説。めまいの種類と原因を理解し、適切な対処と予防をすることで、めまいを繰り返さない健康な毎日を目指しましょう。
1. めまいが起こる原因
めまいは、回転性(ぐるぐる回る)、動揺性(ふわふわする)、浮動性(体が浮いているように感じる)など、様々な症状で現れます。その原因も多岐に渡り、耳の異常から脳の病気、自律神経の乱れ、精神的な要因まで様々です。めまいの原因を特定することは、適切な対処法を見つける上で非常に重要です。
1.1 ぐるぐる回るめまい
回転性のめまいは、まるで自分が回転しているように感じたり、周囲がぐるぐる回っているように感じたりする症状です。このタイプのめまいは、耳の奥にある平衡感覚をつかさどる器官に異常が生じることで起こることが多いです。
1.1.1 メニエール病
メニエール病は、内耳にリンパ液が過剰に貯留することで、回転性のめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感などの症状を引き起こす病気です。メニエール病のめまいは、数十分から数時間続くことが特徴で、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。また、繰り返し発作が起こるのも特徴の一つです。
1.1.2 良性発作性頭位めまい症
良性発作性頭位めまい症は、特定の頭の位置をとった時に、 brief spell of vertigo; brief spell of dizziness; brief spell of lightheadedness などの症状が起きる病気です。頭を動かした時に耳石という小さなカルシウムの結晶が三半規管に入り込み、平衡感覚を乱すことが原因と考えられています。めまいは数秒から1分程度で治まることが多く、比較的予後が良い病気です。
1.2 ふわふわするめまい
ふわふわするめまいは、雲の上を歩いているような、地に足がついていないような感覚を覚える症状です。このタイプのめまいは、脳への血流不足や自律神経の乱れなどが原因で起こることが多いです。
1.2.1 起立性低血圧
起立性低血圧は、急に立ち上がった時に血圧が急激に低下し、めまいやふらつき、立ちくらみなどを引き起こす症状です。自律神経の機能低下や脱水などが原因で起こることがあります。
1.2.2 貧血
貧血は、血液中の赤血球やヘモグロビンが減少した状態です。酸素を運ぶ能力が低下するため、脳への酸素供給が不足し、めまい、ふらつき、動悸、息切れなどの症状が現れます。鉄欠乏性貧血やビタミンB12欠乏性貧血など、様々な種類の貧血があります。
めまいの種類 | 症状 | 考えられる原因 |
---|---|---|
回転性めまい | 自分が回転している、周囲が回転しているように感じる | メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎など |
動揺性めまい | ふわふわする、雲の上を歩いているような感覚 | 起立性低血圧、貧血、過換気症候群、自律神経失調症など |
浮動性めまい | 体が浮いているような、地に足がついていない感覚 | 脳腫瘍、脳梗塞、脳出血、心因性めまいなど |
上記以外にも、めまいを引き起こす原因は様々です。例えば、椎骨脳底動脈循環不全症は、脳幹への血流が低下することで、めまい、ふらつき、吐き気、嘔吐などの症状を引き起こします。また、薬の副作用でもめまいが起こることがあります。めまいが続く場合は、自己判断せずに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けることが大切です。
2. めまいが起きた時の対処法7選 薬に頼らず今すぐできる!
突然めまいが襲ってきた時、どうすれば良いのでしょうか。不安でパニックになりがちですが、落ち着いて対処することが大切です。ここでは、薬に頼らず、ご自身でできる効果的な対処法を7つご紹介します。
2.1 安全な場所を確保する
めまいが起きたら、まず安全な場所を確保することが最優先です。階段や道路など危険な場所にいる場合は、すぐに移動しましょう。屋内にいる場合は、家具などにぶつからないよう、広い場所に移動してください。転倒して怪我をするリスクを減らすことが重要です。
2.2 楽な姿勢をとる
安全な場所を確保したら、楽な姿勢を取りましょう。横になるのが一番良いですが、難しい場合は椅子に座って頭を下げるだけでも効果があります。ぐるぐる回るめまいの場合は、頭を動かさないようにするのがポイントです。吐き気を伴う場合は、横向きになり、頭を少し高くすると楽になることもあります。
2.3 水分補給をする
めまいは脱水症状によって引き起こされることもあります。めまいを感じたら、水分を摂りましょう。常温の水やスポーツドリンクなどがおすすめです。一度に大量に飲むのではなく、少しずつこまめに補給するようにしてください。
2.4 冷たいタオルで冷やす
めまいによって自律神経が乱れると、顔がほてったり、のぼせたりすることがあります。そんな時は、冷たいタオルを額や首の後ろに当てて冷やすと、気分が落ち着くことがあります。冷却シートを使用するのも良いでしょう。
2.5 ツボ押しを試してみる
めまいに効果があるとされるツボを刺激するのも有効です。代表的なツボを2つご紹介します。
2.5.1 百会(ひゃくえ)
百会は頭のてっぺんにあるツボです。両耳の穴を結んだ線と、顔の中心線とが交わる点に位置しています。指の腹で優しく押すことで、めまいだけでなく、頭痛や不眠にも効果が期待できます。
2.5.2 翳風(えいふう)
翳風は耳の後ろにあるツボです。耳たぶの後ろにある骨の突起と、あごの骨の角の間にあります。親指で優しく押すことで、めまいや耳鳴り、頭痛などを和らげることができます。
ツボ | 位置 | 効果 | 押し方 |
---|---|---|---|
百会 | 頭のてっぺん | めまい、頭痛、不眠 | 指の腹で優しく押す |
翳風 | 耳の後ろ | めまい、耳鳴り、頭痛 | 親指で優しく押す |
2.6 深呼吸をする
めまいが起きた時は、深呼吸を繰り返すことで、リラックス効果が得られます。息をゆっくり吸い込み、ゆっくり吐き出すことを意識しましょう。酸素を体内に取り込むことで、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。
2.7 目を閉じる
めまいを感じている時は、視覚情報がめまいを悪化させることがあります。目を閉じることで、視覚情報が遮断され、めまいが軽減されることがあります。周りの景色が動いて見える場合は、特に効果的です。静かな場所で目を閉じ、ゆっくりと呼吸を整えましょう。
3. めまいを予防するための生活習慣
めまいは、日常生活の中で突然起こる可能性があり、その度に不安や恐怖を感じてしまう方も多いでしょう。しかし、日頃から生活習慣に気を配ることで、めまいの発生頻度を減らし、快適な毎日を送ることができるかもしれません。ここでは、めまい予防に効果的な生活習慣について詳しく解説します。
3.1 規則正しい生活を送る
不規則な生活は、自律神経のバランスを崩し、めまいを引き起こす原因の一つとなります。自律神経は、私たちの意思とは無関係に体の機能を調節している神経で、睡眠や食事、体温調節などに関わっています。この自律神経のバランスが崩れると、めまいだけでなく、頭痛や吐き気などの様々な不調が現れる可能性があります。規則正しい生活を送ることは、自律神経のバランスを整え、めまいを予防するために非常に重要です。
3.1.1 十分な睡眠
睡眠不足は、自律神経の乱れに直結します。毎日同じ時間に寝起きし、質の高い睡眠を7時間程度確保するように心がけましょう。寝る前にカフェインを摂取したり、スマートフォンを長時間見たりすることは避け、リラックスできる環境を作るのがおすすめです。アロマを焚いたり、ヒーリングミュージックを聴いたりするのも良いでしょう。
3.1.2 バランスの取れた食事
偏った食事は、栄養不足を引き起こし、めまいの原因となることがあります。特に、鉄分やビタミンB群は、めまい予防に重要な栄養素です。レバーやほうれん草、卵などに多く含まれる鉄分は、血液を作るのに欠かせません。また、豚肉や大豆製品に含まれるビタミンB群は、神経の働きを正常に保つのに役立ちます。これらの栄養素をバランス良く摂取するために、主食・主菜・副菜を揃えた食事を心がけましょう。
栄養素 | 役割 | 多く含まれる食品 |
---|---|---|
鉄分 | 血液を作る | レバー、ほうれん草、ひじき |
ビタミンB1 | 糖質の代謝を助ける | 豚肉、大豆、玄米 |
ビタミンB12 | 神経の働きを正常に保つ | 魚介類、卵、牛乳 |
3.2 適度な運動をする
適度な運動は、血行を促進し、自律神経のバランスを整える効果があります。激しい運動は逆効果になる場合があるので、ウォーキングやヨガなどの軽い運動を習慣的に行うのがおすすめです。毎日継続して行うことが大切です。
3.2.1 ウォーキング
ウォーキングは、特別な道具や場所を必要とせず、手軽に始められる運動です。1日30分程度、自分のペースで歩くことを心がけましょう。景色を見ながら、リラックスして歩くのがおすすめです。
3.2.2 ヨガ
ヨガは、呼吸法やポーズを通して、心身のリラックスをもたらす効果があります。ゆっくりとした動きで筋肉を伸ばし、深い呼吸をすることで、自律神経のバランスを整え、めまいを予防します。初心者の方は、ヨガ教室に通ったり、オンラインレッスンを受講したりするのがおすすめです。
3.3 ストレスを溜めない
ストレスは、自律神経のバランスを崩し、めまいを含む様々な体の不調を引き起こす大きな原因の一つです。現代社会において、ストレスを完全に無くすことは難しいですが、自分なりのストレス解消法を見つけることが重要です。
3.3.1 リラックス方法を見つける
ストレスを感じた時は、意識的にリラックスする時間を作るようにしましょう。好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたり、温かいお風呂にゆっくり浸かったりするのも効果的です。自分に合ったリラックス方法を見つけて、実践してみましょう。
3.3.2 趣味を楽しむ
趣味に没頭することは、ストレス解消に効果的です。自分が夢中になれることを見つけ、積極的に取り組むことで、ストレスを発散し、心身のリフレッシュを図ることができます。読書、映画鑑賞、ガーデニングなど、自分が楽しめる趣味を見つけましょう。
4. まとめ
めまいは、回転性のものからふわふわとした浮遊感まで、様々な症状で現れます。その原因もメニエール病や良性発作性頭位めまい症、起立性低血圧、貧血など多岐にわたります。めまいが起きた時は、まず安全な場所を確保し、楽な姿勢を取りましょう。水分補給や冷たいタオルで冷やすことも効果的です。また、百会や翳風といったツボ押しや、深呼吸、目を閉じることも症状緩和に繋がることがあります。
めまいを予防するためには、規則正しい生活習慣を心がけることが重要です。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動は、めまいだけでなく、健康全般を維持するために不可欠です。ウォーキングやヨガなどの軽い運動を取り入れ、ストレスを溜めないようにリラックス方法や趣味を見つけることも大切です。これらの対処法を試してもめまいが続く場合は、耳鼻咽喉科、神経内科、またはめまい専門外来など、適切な医療機関を受診することをお勧めします。ご自身の症状に合った適切な治療を受けることで、めまいを改善し、快適な日常生活を取り戻しましょう。
店舗情報
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